車を販売する会社の種類
車を販売する会社は大きく3つの種類があります。
- 日本の自動車(国産車)メーカーの新車を売る会社
- 外国製の自動車(輸入車)メーカーの新車を売る会社
- 中古車を売る会社
①日本の自動車(国産車)メーカーの新車を売る会社
国産車メーカーはトヨタ、ホンダ、日産、ダイハツ、スズキ、三菱、スバル、マツダの8社です。
それぞれ、トヨタの車はトヨタと特約店契約を結んだ会社、ホンダの車はホンダと特約店契約を結んだ会社のみが販売をしています。
特約店契約の数はトヨタが全国に約280社(約6,000店舗)、ホンダが約150社(約2,000店舗)、日産が約120社(約2,000店舗)あります。
この大手3メーカーのみでも全国に約550社、約10,000店舗と非常に多くの数が存在します。
②外国製の自動車(輸入車)メーカーの新車を売る会社
国産車と同じように輸入車メーカーと特約店契約を結んだ会社(ディーラー)が販売を行っています。
しかし、輸入車の場合はメルセデス・ベンツ日本やBMW JAPANなどのようにメーカーが販売会社も経営しているケースもあれば、ヤナセのようにメルセデス・ベンツやBMWなどの複数メーカーと特約店契約を結んでいるケースもあったり様々な形態があります。
トヨタや日産のディーラーが輸入車メーカーと特約店契約を結び販売しているケースもあります。
③中古車を売る会社
ガリバーやビックモーターなど大手の会社から地域で1店舗で経営している会社まで様々な形態があります。
新車販売店が特約店契約を結んだメーカーから車を仕入れるのとは違い、中古車販売会社は個人ユーザー等から車を買い取り販売しています。
トヨタ自動車とトヨタ販売店は別の会社‼
とても大事な情報なので念のためお伝えしますが、トヨタ販売店は会社名に”トヨタ”と入っていますが、”トヨタ自動車”とはまったくの別会社です。
世の中の人が言う”トヨタ”は”トヨタ自動車”のことを指していることがほとんどです。
トヨタ自動車とトヨタ販売店では入社試験の難しさも、もらえる給料の額もまったく違います‼
お客さんから「トヨタさんはもうかってイイね~」と言われることが多くありましたが、
お客さんの言っているトヨタさん=トヨタ自動車です。
トヨタが日本で毎年販売している数百万台の車の1台、1台はディーラーのみなさんが
頑張って売った汗と涙の結晶ですが、トヨタとトヨタディーラーの間には大きな、大きな壁があります。
トヨタのディーラー(販売店)の種類
トヨタの新車販売店は以下の通り4つの種類(チャネルと呼ばれます)があります。
- ○○トヨタ (通称:トヨタ店)
- ○○トヨペット (通称:ペット店)
- トヨタカローラ○○ (通称:カローラ店)
- ネッツトヨタ○○ (通称:ネッツ店)
※1.○○の中には県名や地名が入ります(例:大阪トヨタ、大阪トヨペットなど)
※2.東京ではもともとあった販売店が合併して”トヨタモビリティ東京”となっています
- 全国280社の販売店はそれぞれ別会社なので、給料も待遇も違います。
- 転勤や異動はそれぞれの会社の中でのみ行われます。
基本的には1つの県にトヨタ店、ペット店、カローラ店、ネッツ店がそれぞれ1~2社ずつといった感じで存在します。
日本全国で約260社、それぞれの会社が持っている店舗の数を合計すると6,000店もの数となります。
とっても多い数のお店が全国にあるんだね!
セブンイレブン(約21,000店)には負けるけど、マクドナルド(約3,000店)や吉野家(約1,200店)よりも、ずっと多い数のお店があるんだよ
4種類ある販売店ごとの特徴は別の記事で詳しく説明するよ!