私はディーラーの仕事を5年で辞めました。転職して入った2社目の会社で現在も働いています。
ディーラーを辞めた理由を説明します。
ディーラーの仕事を辞めた理由
- 土日に働くのが嫌になった！
- 社内のエコひいきが嫌になった！
- この仕事を将来までする気になれなかった！
- 他の仕事で自分の力を試してみたくなった！
土日に働くのが嫌になった！
当時付き合っていた彼女(現在の嫁)との結婚を考え始めると、土日に働くのが嫌になり出しました。
私は大学生のときから部活と飲食店でのバイトがあったので土日はゆっくり過ごす習慣がなく、むしろ土日の方が忙しい生活を送っていました。
そのため就職するときも土日勤務の仕事にもまったく抵抗はありませんでした。
ディーラーの仕事は土日に車を売るために月曜から金曜はその種まきをしているといっても過言ではありません。
土日に休みを取るには結婚式やお葬式とかそんなレベルの用事がないと上司の許可がおりない感じでした。
当時の彼女も付き合いだした頃は平日が休みの職業だったので、平日に休みを合わせて旅行にいったりしていました。
平日の旅行は土日に行くのと比べて、どこに行っても空いていることが多く、料金も割引きされることもあるので二人とも休みがあえば苦にはなりませんでした。
が、しかし！彼女が転職をして土日休みの仕事となったことで、一緒に出かけることが難しくなりすれ違いがうまれやすくなりました。
また結婚をして、子どもができても土日を一緒にすごせないのかなぁ、と考えたりし出すと土日に働くことが嫌になり出したのでした。
余談ですが、ディーラーで働く人は土日も働く人の場合が多いです。職業として多いのは看護師、アパレル、そして何より社内恋愛をする人が多かったです。
土日が休みの人と付き合うと一緒に遊んだりするのが難しく、会うために土日の仕事をおろそかにしだすと販売成績に悪い影響が出るのでうまくいかないケースが多いです。
社内のエコひいきが嫌になった！
入社してわかったことですが、エコひいきが多い会社でした。
具体的に書くと特定につながるので書けませんが、特定の枠(コネ、縁故)での採用が8割くらいをしめる会社でした。
周りが縁故採用かどうか自体はたいした問題ではないのですが、問題は縁故採用で入った人たちには会社の上層部から年間10～20台程の実績のプレゼントがあることでした。
”実績をつけてもらう”とかいう言い方をしてましたが、一般採用の人たちは地道に1台ずつ実績を積み重ねていく中で、その横では実績をつけてもらっている人を目の当たりにするとヤル気がかなりそがれました。
社内にはそうした”つけられた実績”で成績上位の人がいる一方で、実力でトップセールスにいる素晴らしい先輩もいました。そうした先輩を目標に私も5年間はガチンコで車を売り続けましたが、何となく別にこの会社で無理に頑張らずに他の会社でもいいんじゃないか、と思うようになっていったのでした。
縁故で入社した人たちも普段接する分には普通の人間で休日に遊んだりもしていましたが、縁故の人間同士のつながりはより深いものがありました。
将来的にもそうした人たちが会社の主流になるのは目に見えていたので、転職するときにアピール出来る実績を積んだら辞めようと決意したのでした。
この仕事を将来までする気になれなかった！
私にも職場以外の友人がいたので、ディーラーで何年か働くと良くも悪くも他の仕事との違いを知るようになってきました。
私はお客さんに車を販売する仕事自体にはやりがいを感じいて、給料もそれなりの台数を販売すれば悪くない金額をもらえるので、ずっとこの仕事を続けてもいいかと思っていました。
色々と感じることはあったものの、よく言われる”石の上にも3年”の言葉を信じて全力で仕事を頑張ってみました。
会社にいる先輩の姿に何年後かの自分の将来を照らし合わせたときに、違う仕事で自分を試したいという思いがつよくなったのでした。
例として、個人的に気持ちの面でしんどくなったのは以下のような場面です。
・月に数回行う集中コール(夜6時から90分間、担当のお客さんにひたすら電話をかけ続ける)。お客さんは家で休んでいるのに自分は何をやっているんだろうなぁ、と感じてました。
・土日のお客さんへの夜訪。土日に車が売れないと、売れる可能性があるお客さんの家に訪問をしに行ってました。夜訪から受注につながることもありましたが、休んでいる人の家に訪問するのは気持ち的には結構しんどかったです。夜訪しに行くフリをして外で時間をつぶしたりもしてましたので、現在は家でサザエさんをみてゆっくりと過ごす週末にささやかな幸せを感じます。
他の仕事で自分の力を試してみたくなった！
そんなこんなで、会社に対しての不満がたまっていくなかで感じた気持ちは次のような感じです。
- 自分は他の会社でも活躍できるんじゃないのか？
- このままこの会社にずっといることがいいことなのか？
ディーラーの仕事に限らず、どんな仕事でも多かれ少なかれ会社への不満、自分の評価に対しての不満はあると思います。
ディーラーで働いている時に感じたのは私の5歳上、１０歳上くらいの先輩たちが会社や上司に対しての不満や愚痴をこぼすことがとても多かったことです。
私は愚痴を言うのがあまり好きではないので、こうした愚痴が多く飛び交う感じは好きになれませんでした。
そうは感じながらも、私の同期や後輩も入社してから日がたつにつれて悪い意味で会社の色に染まっていくのを感じていました。
”こんな感じでグチグチ文句を言いながら働くくらいなら、別の会社に行ったほうがいいんじゃないか！？”
とこうした結論に入社４年目、当時２６歳の私は至ったのでした。
以上、ざっくりとこんな感じでディーラーを辞めたくなり転職活動をはじめるわけですが、その過程はまた別の記事にて詳しく説明を致します。
